離乳食を始めるタイミングについて、一般的には生後5か月~6か月頃が目安とされています。
しかし、この時期には個人差が大きいため、あくまで目安として捉え、焦らずに進めることが大切です。
特に、赤ちゃんの発育や体調、興味を持つタイミングを見計らって開始するのが良いでしょう。
生後6か月を過ぎると、母乳やミルクだけでは栄養が不足しがちになるため、少しずつ離乳食を始めることが推奨されます。
しかし、赤ちゃんが食べ物に興味を示し始めることも重要なサインです。
例えば、家族が食事をしているときに口元をじっと見つめたり、口を動かす真似をするような行動が見られると、離乳食を始める良いタイミングです。
離乳食の進め方
離乳食の進め方には一定のステップがあります。
おかゆ→野菜→植物性タンパク質→動物性タンパク質の順番で進めるとスムーズです。
また、どの食材も最初は一口食べるところから始めます。
これには食材に慣れるという目的と、アレルギー反応がないかどうかを見極めるという目的があります。
まず最初に試すのはおかゆです。
おかゆは消化が良く、赤ちゃんの胃に優しいので、離乳食の初期段階に最適です。
一口から始め、徐々に量を増やしていきます。
おかゆに慣れてきたら野菜を導入します。にんじん、白菜、かぶ、ブロッコリー、キャベツ、大根などが一般的ですが、玉ねぎは繊維が多いため、ブレンダーで細かくすることが望ましいです。また、ほうれん草やトマトは苦味や酸味があるため、少し慣れてから与えるのが良いです。
野菜に慣れたら、次に植物性タンパク質を加えます。
豆腐が最適で、特に絹ごし豆腐が食べやすいです。ただし、小麦を含むお麩はアレルギーのリスクがあるため、もう少し進んでから導入するのが安全です。
次に、動物性タンパク質を加えます。白身魚やささみが良い選択肢です。ささみは繊維が強いため、細かくほぐしたりブレンダーで潰すなどの工夫が必要です。一方、白身魚は加熱すると柔らかくなり、混ぜるだけで食べやすくなります。
次回は、具体的な進行例と魚の導入方法について詳しく説明します。