前回は、離乳食を始めるタイミングと進め方の基本について説明しました。今回は、具体的な進行例と魚の導入方法について詳しく見ていきましょう。
離乳食の進行例
離乳食は下記のようにすすめていきます。
・おかゆ一口から始める。
初めは食べなくても構いません。
アレルギー反応を見るために、最初は一口食べるところから始めます。
徐々におかゆの量を増やし、一杯(多くても50g程度)を目指します。
・おかゆに慣れてきたら、野菜一口を加える
加える野菜は、にんじん、白菜、かぶ、ブロッコリー、キャベツ、大根など。
おかゆ一杯と野菜一皿(10〜15g、ティースプーン山盛りで2〜3杯くらい)を与えるなど徐々に変更を加えていきます。
・おかゆと野菜に加え、植物性タンパク質(豆腐など)を導入する。
・動物性タンパク質(白身魚、ささみなど)を加える。
この順番で進めることで、赤ちゃんが少しずつ新しい食材に慣れ、アレルギー反応がないかどうかも確認できます。
魚の導入と注意点
魚もアレルギーのリスクがあるため、最初にカツオだしなどで試してみると安心です。
赤ちゃんの体調を見ながら少量ずつ進め、異常がないか確認します。
白身魚は加熱すると柔らかくなり、消化もしやすいため、離乳食初期に適しています。
魚を導入する際にも、まずは少量から始め、徐々に量を増やしていくことが大切です。
次回は、離乳食期の終わりと食事環境の整え方について説明します。