子供がお箸に興味を持ち始めたときに読む話② お箸の選び方

コラム

お箸を使うための体と頭の準備が整ったら、適切なお箸を選んであげましょう。
ここでは、箸選びの際に注意すべきポイントを紹介します。

長さ

お箸の長さは最も重要なポイントです。
適切な長さを測る方法として、「ひとあた」という基準があります。
親指と人差し指を直角に広げ、その両端を結んだ長さが「ひとあた」です。
自分のサイズに合った箸は「ひとあたはん」(ひとあたの1.5倍の長さ)とされています。
子供の手のサイズに合わせてお箸を選ぶことで、持ちやすさが向上します。

太さ

次に、お箸の太さも重要です。握力の弱い子供には、太めのお箸が適しています。
太いお箸は握りやすく、力を入れやすいので、初めてのお箸としておすすめです。
また、「三角箸」は断面が三角形になっており、親指、中指、人差し指が自然と正しい位置に置かれます。これにより、無理なく正しい持ち方を覚えることができます。

塗料

お箸の塗料にも注意が必要です。
特に小さい子供はお箸先を噛んでしまうことがあるため、剥がれた塗料が体内に取り込まれるリスクがあります。そのため、合成塗料を使用したお箸は避けることを推奨しています。

まとめ

お箸選びは、子供の手のサイズや握力、そして安全性を考慮することが大切です。以下に、ポイントをまとめます。

  1. 長さ: 親指と人差し指を広げた長さの1.5倍の「ひとあたはん」が目安。
  2. 太さ: 太めのお箸や三角箸が握りやすく、正しい持ち方を覚えやすい。
  3. 塗料: 合成塗料を避け、安全な素材を使用したお箸を選ぶ。

子供が興味を持った時期に、適切なお箸を選ぶことで、楽しく正しい使い方を学べます。お箸を使う練習を通して、子供の成長を見守りましょう。

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