子供の熱中症に注意

7月になり、これから暑い日が続きます。
子供は大人よりも熱中症にかかりやすいため、特に注意が必要です。
以下に、子供が熱中症になりやすい理由とその対策をまとめました。

子供が熱中症になりやすい理由

1. 体温の調節が未熟
   • 子供は体温を調節する機能がまだ発達しておらず、外気温の変化に対して体温をうまく調整できません。
     そのため、暑さに対して体温が急激に上昇しやすいのです。
2. 照り返しの影響を受けやすい
   • 子供は背が低いため、地面からの照り返しの影響を受けやすく、地面の温度が直接体に伝わりやすいです。
     特にアスファルトの上では、この影響が大きくなります。
3. 脱水症状の進行が早い
   • 子供は大人に比べて体内の水分の割合が多く、脱水症状が早く進行します。
     また、汗をかいて水分が失われると、体内の水分バランスが崩れやすくなります。
4. 暑さに気づきにくい
   • 子供は遊びに夢中になりやすく、自分が暑いと感じてもそれを意識しにくいです。
     また、自分の体調の変化に気づかずに過ごしてしまうことが多いため、周囲の大人が気をつけて観察する必要があります。

熱中症予防のための対策

• こまめな水分補給
  • 水や麦茶を中心に、こまめに水分を摂取させましょう。
    汗をかきすぎた場合には、スポーツドリンクを薄めて与えるのも効果的です。スポーツドリンクは電解質を補うのに役立ちますが、糖分が多いため、薄めて飲ませることで過剰摂取を防ぎます。
    子供の水分のとり方については以前の記事でも紹介しています。
• 涼しい環境を保つ
  • 暑い日には、外出を控え、涼しい室内で過ごすようにしましょう。エアコンや扇風機を使って室内温度を適切に保つことが重要です。
    また、直射日光を避けるために、カーテンを閉めることも効果的です。
• 服装の工夫
  • 通気性の良い服装を心がけましょう。吸湿性に優れた素材の服を選び、体温を適度に逃がすことができるようにします。また、外出時には帽子をかぶせて直射日光を避けるようにしましょう。
• 外出のタイミングを工夫
  • 気温が上がりやすい午前10時から午後3時の間は、外出を控えるのがベストです。外で遊ぶ場合は、早朝や夕方など、比較的涼しい時間帯を選びましょう。
• 子供の様子をこまめに確認
  • 子供の顔色や体調に注意を払い、汗のかき方や飲水量などをこまめにチェックしましょう。少しでも異変を感じたら、すぐに涼しい場所に移動させ、水分を摂らせて休ませます。

暑い夏を安全に過ごすために、これらのポイントをしっかり押さえ、子供たちの健康を守りましょう。