前回まで、食事の環境について考えてきました。今回は、テレビについてです。
私たち大人も、テレビがついていたり、音楽が流れている中で仕事をしても集中力が散漫になり、効率が下がることがあります。子供たちにとっての食事も同様です。
テレビやYouTubeの影響
食事中にテレビがついている、YouTubeを見ている、おもちゃが周りに置いてあるという状況はありませんか?大人に比べて子供、特に赤ちゃんは、少しの刺激で集中が逸れやすいものです。食事は食べ物に集中して行うべきですが、周りに気を散らす要素が多いと、食事に集中できず、食べ物を噛む回数や飲み込むタイミングが不適切になりがちです。
環境を整えるためのポイント
1. テレビや電子機器をオフにする
食事中はテレビやYouTubeなどの電子機器をオフにしましょう。
子供が好きな番組や動画は食事後の楽しみに取っておくと良いでしょう。
2. おもちゃを片付ける
食事の時間には、おもちゃを片付けておくことも大切です。
子供が遊びたい気持ちを抑えるためには、見える範囲におもちゃを置かないことが効果的です。
3. 静かな環境を作る
食事中は静かな環境を心がけましょう。
落ち着いた環境で、お父さんやお母さんの顔が見える状況を作ることで、子供は安心して食事に集中できます。
根気よく続けることが大切
「うちの子はテレビがないと食べない」と感じることもあるでしょう。
しかし、子供は置かれた環境に慣れていくものです。今日から少しずつでも環境を整え、根気よく続けていくことが大切です。
まとめ
食事中にテレビやYouTube、おもちゃが周りにあると、子供は食事に集中できません。
静かで落ち着いた環境を作り、家族と一緒に食事を楽しむことで、食育の一環として健全な食習慣を身につけることができます。
子供が環境に慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、根気強く続けることで、良い食習慣が身についていくでしょう。