離乳食のステップ解説 ステップ4

更新情報
大人と同じ食材ですが、硬さは柔らかく、味付けは薄めです。 ほとんど味付けは無くても食材の味で食べ進めることができます。

ステップ4は「パクパク期」と呼ばれ、月齢の目安は1歳から1歳半程度です。この時期は、赤ちゃんが歯茎で噛む力をさらに発展させ、ほとんどの食材を試せるようになります。ステップ3で食材のバリエーションを広げてきた赤ちゃんが、さらに大人に近い食事を楽しめるようになる段階です。

食材の固さと種類

この時期の食材は、歯茎で噛める固さを意識します。具体的には次のような食材が適していますが、特に卵や青魚などはアレルギーのリスクがあるため、少量から始めて様子を見ます。:

  1. おかゆ: 軟飯(大人が食べるくらいの柔らかさのおかゆ)に移行します。これにより、赤ちゃんの消化機能を助け、栄養をしっかりと吸収させます。
  2. 牛乳: この時期から非加熱の牛乳に挑戦できます。牛乳が飲めるようになると、粉ミルクを卒業することができます。
  3. 青魚: 鮭やサバなどの青魚もこの時期に取り入れることができます。
  4. その他の食材: ほとんどの食材を試すことができますが、歯がまだ完全に生え揃っていないため、柔らかく煮たり、小さく刻んだりする必要があります。

食事の進め方

このステップでは、赤ちゃんが自分で食べ物を噛むことを促進します。次のような点に注意して進めてください:

  1. 食材の調理方法: 食材は柔らかく煮たり、小さく刻んだりして与えます。例えば、野菜はスティック状に切って茹でたり、肉は細かくほぐしたりします。
  2. アレルギーの注意: アレルギーのリスクがある食材を試す際は、少量から始め、数日間様子を見ます。アレルギーに関する詳細は後日別の記事で紹介します。
  3. 味付け: 味付けは大人よりも薄めにします。市販の離乳食は味が濃いめになっていることがあるため、味見をして、必要に応じて薄めるなどの調整をします。

新しい食材の取り入れ

ステップ4では、さらに新しい食材を取り入れていきます。具体的には次のような食材が追加されます:

  1. 乳製品: ヨーグルトやチーズなど、さまざまな乳製品を取り入れ、カルシウムやタンパク質を補給します。
  2. 魚類: 青魚やその他の魚類を取り入れることで、オメガ-3脂肪酸などの栄養素を摂取します。
  3. 肉類: 豚肉や鶏肉、豚レバーを使った料理を増やし、鉄分やタンパク質を補給します。
  4. マヨネーズ:アレルギーがない場合、サラダのドレッシングなど非加熱のマヨネーズも使用できるようになります。

自立の促進

この時期は、赤ちゃんの自立を促す重要な時期でもあります。赤ちゃんが自分で食べ物をつかんで口に運ぶ練習をさせることで、手と口の協調性を高めます。また、食事の時間を楽しいものにすることで、赤ちゃんの食べる意欲を引き出します。

食事のリズム

赤ちゃんの食事のリズムも大切です。規則的な時間に食事を提供し、朝昼晩の3回の食事と間食を取り入れることで、健康的な食習慣を築きます。

まとめ

ステップ4は、赤ちゃんが大人と同じような食事を楽しむための準備段階です。適切な食材を選び、柔らかく調理し、自分で食べる練習をさせることで、赤ちゃんの成長をサポートします。

タイトルとURLをコピーしました